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上方落語協会

落語っておもろいなあ

 道端に舞台を設け、行き交う人々に自作の噺(はなし)を披露して小銭を稼いだことにはじまる落語。主に大阪に伝わる落語のスタイルを上方落語といいます。三味線、太鼓などの和楽器による賑やかな囃子(はやし)とともに噺家(はなしか)が登場、大がかりな舞台装置や共演者はなく、ひとりの噺家による話芸が繰り広げられます。道具といえば、キセル、箸、筆、杖、刀などを演じる扇子、そして財布、紙、本などを表現する手ぬぐいが主なもの。滑稽な話であること、オチがつくことが落語の特徴ですが、おとぎ話や世間話などさまざまなことを題材とします。言葉遣いも現代に近いため、古典芸能の中で最も親しみやすいと感じる人も多く、予備知識がなくても子どもから大人まで十分楽しめます。

 大阪にはかつて落語の定席が多数ありました。ところが、空襲でそのほとんどを失い、なくなったままでしたが、2006年に復活。それが、大阪天満宮の敷地内に設けられた、天満天神繁昌亭(てんまてんじんはんじょうてい)です。ここでは、朝・昼・夜と1日に3回席が設けられますが、主に学校向けプログラムが実施されるのは朝席。ただ、落語を見るだけではなく落語の解説から、囃子の紹介、落語の実演と親しみやすい内容で展開されます。


▲修学旅行生の宿泊先へ
 出前公演も行います

 三味線・太鼓などの和楽器が奏でる音楽に圧倒されながらも、今まで見たことのない世界に子どもたちの目はキラキラ輝きます。噺家が登場すると、一つひとつの仕草や小道具の七変化にもう釘付け!ストーリーの分かりやすい演目が用意され、テンポ良く進められるため、飽きることもありません。「落語がこんなに面白いものだったとは!」「楽しい伝統、もっとはやらせるべき!」と100パーセント楽しまれた様子がうかがえます。

 繁昌亭での朝席だけではなく、修学旅行生の宿泊先への出前公演も行われます。夕食前、後などの時間設定もでき、宿泊先で時間をもてあそぶこともありません。大阪に訪れたからには、ぜひ大阪流「笑い」の文化を体感してみては。

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